今回はChatGPTとロボットの組み合わせで、現在と将来を考えたいと思います。
ChatGPTとは
OpenAIが開発した自然言語処理のモデルの1つです。GPTは、「Generative Pretrained Transformer」の略で、大量の自然言語を学習して生成モデルを構築する手法です。Chat GPTは、GPTを応用して、人間との自然な会話を行うことができるAIモデルです。Chat GPTは、独自のアルゴリズムを理解し、自然な応答を生成することができ、テキストだけでなく音声や画像にも対応しています。Chat GPTは、オンラインチャットボットや仮想アシスタントなどの応用に使用されています。
OpenAIが実はロボット開発をしていた?
OpenAIはAI開発を少なくとも2017年には開発を開始しており、
2019年にルービックキューブを解くロボットを2019年に公開していた。
しかし2020年10月ごろにロボット開発から撤退を発表。
OpenAIの技術者が当時のインタビューでこう答えている。
「AIをロボットに活かすにはデータ不足で、思ったよりも市場が成熟しておらず、ChatGPTなどのプロダクトに集中すべきだ」といったことを発言している。
OpenAIはロボット開発から手を引いたようだ。
しかしロボット開発会社に出資?
1Xというノルウェーの会社にOpenAIが出資した。
OpenAIを含めて5社から23.5ミリオンドル(日本円で約31億円)の出資がされた。
OpenAIのCOOのブラッドさんは「1Xはロボット工学において安全にロボット技術を使って労働力を強化する最前線にいる」といったコメントをした。
つまり、ChatGPTと二足歩行ロボットが融合した未来がすぐそこまで来ていると予想できます。
AmecaというChatGPT3が搭載されたロボット
エンジニアドアーツという会社は
Amecaというロボットを開発しており、このロボットにはGPT3の技術が使われています。
このロボットは、話しかけると会話の内容に合わせて答えてくれます。
GPT3の機能が搭載されているので流暢な会話が可能で、DeepLという翻訳サービスの技術も使われているので、どんな言語も話す事ができます。
このロボットに「君は臭いよ」というと、怒った表情で返答します。
しかも会話の内容に合わせて表情を変える事ができる。
AI×ロボットが実現する未来
AIとロボットが融合することで、多くの新しい技術や応用が可能になると予想されます。
例えば、AIがロボットの制御や自律行動の決定を行うことで、人間が手動で行っていた作業を自動化することができます。
また、AIによる高度な画像認識やセンサー技術と、ロボットによる物理的な作業が優先されることで、医療や農業などの分野での効率的な作業が可能になります。
AIとロボットの融合は、単純な作業の自動化だけでなく、人間とロボットが協調して作業を行うことも可能になります。
そうすると人間は他の作業に集中することができます。
ほとんどの作業はロボットが行うようになり、人間は娯楽やエンタメに集中できる未来はすぐそこなのかもしれませんね。